第309話 汗明への道～昌平君の作戦～
もはや蒙武に打つ手はないと汗明はいう。遡ることニ刻。斜陣がけで始まった戦場は膠
着したと見るや蒙武は斜陣の第二波を放つ。その数一万五千。第二波は兵力を左右の端
に偏重させていた。貝満と剛摩諸はそれを見て、自ら増援一万と共に両端に向かった。
先に出た二万と第二波の一万五千で後ろに残すはもはや蒙武の五千のみとなる。後がな
い蒙武軍の前線は必死の戦いを見せるも貝満、剛摩諸の強力な軍の前に勢いは完全に止
められていた。
斜陣がけによる全面攻撃と見せておきながら実は両端に力を集中した二主攻戦術。仁凹
は奇抜だが、力を離して二分するため失敗した時の取り返しがつかなくなるとし、策は
失敗したと見る。汗明は慣れぬ策に溺れるからこうなるのだと言う。
しかし、蒙武は作戦通りと考える。実はこの作戦は昌平君より授かったものだったのだ
。楚は大国の面子を重んじる為、必ず横陣をしき、堂々と対する。そこで斜陣がけをす
ることにより、両端を崩しにかかりにきたと見る。軍の力を両端に遠く広げてしまうの
だ。
そして、蒙武は残り五千を汗明めがけて突撃させる。汗明は蒙武の力を図るために巨暴
大騎兵団を繰り出す。全員が蒙武並みの大きな体だが、蒙武は蹴散らす。
昌平君からはこの策は後戻りのできない策であり、失敗は許されない。この作戦で、合
従軍の武の象徴楚の総大将汗明の首を獲れと言われていたのだ
往汗明的道路 昌平君的作戰
簡單說蒙武的斜陣作戰是昌平君想的
因為楚國愛面子 所以擺陣喜歡擺橫陣讓場面大一點
而蒙武出兵攻擊兩端, 可以讓楚國分兵支援兩端而使中央薄弱
蒙武率五千兵攻擊 楚國派出的是跟蒙武一樣的大個子騎兵隊迎戰
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<< 男子漢遇到以下三種情況，
就算是亂來，也要奮戰到底！
第一、男子漢在緊要關頭，要當仁不讓！
第二、現在就是緊要關頭！
第三、我們就是男子漢！ >>
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