[涅他] 280話 目覚め (文字)

看板kekkai作者 (6番目の駅)時間14年前 (2009/10/18 02:02), 編輯推噓9(900)
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280話 目覚め 「氷浦…!良かった…!」 満面の笑顔をうかべる良守 氷浦はいきなり体を起こしたり、体を動かしたりとよく分かっていない風だが ふと気づいて自分の体を見る 六郎の時のような太い治療跡がついている 「夜行の救護班の人たちが治してくれたんだよ」 「知らない服…」 「うん それは治療着…? かな?」 そこでやっと自らの激痛に気づく氷浦 「おい 大丈夫か!?」 (血の気が引いている氷浦)「申し訳…ありま…せん…」 「お前!!もういいから寝てろ!!」 再び床についた氷浦に話し掛ける良守 「ごめんな 俺 結局 全然周り見えてなかったな お前から 目 離さなきゃ良かった けど なんで七郎に突っ込んでったりしたんだよ お前 ケガしてたんだし あいつ どうみても強いだろ 俺にまかせてくれりゃいいのに…」 「…… でも… 守らないと… いけないので…」 優しい笑顔を向ける良守 「そーだな お前 言われたこと全部守ろうとしてたんだもんな… 俺もさ 俺の周りの人たちも 烏森も 学校も 学校のみんなも 街の人も 全部守るつもりでいたけど… 全部守るのって難しいな どうしてもって時は やっぱどれかを選ばなくちゃいけないのかもしれない でも お前の場合は 全部 人に言われたことだろ? 俺もいろいろ言っちゃったけど… 何を守るのかは お前が自分で  ちゃんと決めた方がいいよ」 「決め… る…?」 「うん どうしたいのか 自分で考えて 自分で決めるんだ 誰かの命令とか 俺の言うこととか 本当は全部聞かなくたっていいんだぜ だって俺なんか ほっとんど人の言うこと聞かねーもん!」 笑う良守を見つめる氷浦 「ま 急ぐことねーか 今はゆっくり休めよな」 言葉をかけてから襖を開けて治療部屋を出る良守だが その次の間には閃と細波が座っていた 氷浦に見えぬよう後ろ手で襖を閉める良守「誰だ」 「はじめまして 夜行諜報班主任の 細波です」 「俺に何か用ですか?」 答えたのはいつになく冷たい目の閃 「氷浦 意識戻ったんだろ? これから 氷浦(あいつ)を尋問する」 「は? 何言って…」 「あいつが 神佑地狩りと裏会破壊に 関係してるのがはっきりしたんだ」 「失礼するよ」部屋に入ろうとする細波 「待てよ!あいつまだ傷が…」 「時間が惜しいんだ 頭領からも急ぐよう言われていてね」 「本当は お前の目盗んでやってもいいんだけど 頭領が後々面倒だから そういうことはするなって」 「閃 この部屋に誰も近づけるなよ」「分かりました」「オイ!!待て…」 「氷浦を操ってるのは 裏会の総帥だ 総帥は神佑地狩りで得た力で  裏会をぶっ潰すつもりなんだ 無想柄って冷静になれ 背景を説明する」 閃の言葉途中で治療部屋にむかおうとする良守 その腕を閃は掴む 「待てって!」 その表情はいつになく険しい 「聞けよ… 説明するって言ってんだろ 氷浦(あいつ)自身が悪い奴じゃないってのは 俺も分かってる けど こっちだって 命かかってんだよ…!」 竹林の館で水月にひざまくらさせている総帥 「これからどうするおつもりですか?お館様」 「死神のせいで 参号がしばらく使えなくなってしまったからな 少し計画を変更せねばならん」 「だから 扇家を切ったのですか?」 「ま… それだけでもないがな」 「つまらなそうですね」 「そうでもないさ 月久がいなくなったところでまだ道半ば あいつの作ったもの全てを壊し あいつの生きた痕跡を一つ残らず 消し去ったその時に復讐は完成する ただ… 神佑地狩りで得た力は絶大すぎるな もう少し… 手ごたえのある相手が欲しい所ではある」 裏会十二人会議 一同「ことの首謀者は 総帥…だと!?」 正「はい 夢路さんは 私の目の前で総帥の部下に殺されました」 周囲「言うに事欠いて 総帥の名前を持ち出すとは…」「無礼な…」 「そもそも なぜ奴だけ無事なのだ…」 正「私の報告を 信じないなら信じないで結構 まぁ わかっている方はもう… 多少の当たりはついているのでしょうし… 生き残るヒントを わざわざ聞き流して 犬死にするのも 自由でしょう」 周囲「調子に乗るな小僧!!」 老人「まあまあ もう八人なんだ 仲間割れし取る場合か 人員補充しとるヒマはない ここにいる者で 事件の解決と  裏会の再建を進めねばな」 周囲「既にバラバラじゃないか 夢路亡き今 誰がこれを取りまとめるんだ」 老人「まぁ 序列で言えば… 鬼童院殿ですかな」 (呼ばれた相手は影ではっきりしないが、少女ぐらいの大きさに見える) 「いえ… 私にはそういったことは…」 女性「あー 面倒くさっ!」 三の札を自ら叩き割る(いつも出てくる)女性 「いち 抜ーけた」(名前 十二人会 元第三客 竜姫(たつき)) 「冥安 あんたがまとめなよ 最初からやる気満々じゃない 私は失礼するわ」  「あ…」小さく声を出す鬼童院 周囲「待て!!」「無責任だぞ!!」 竜「あんたらとつるむ気がおきないだけよ 勝手に振り回されてなさい じゃあねん」 座敷を去る竜姫 周囲「勝手な…」「なんて奴だ」「しかし 呼び戻した所で…」 老人「これで七人か まあ 数が少ない方がまとめやすいだろうて では竜姫殿の言う通り… ひとまずわしが取り仕切ることでよいですかな?」 周囲「まあ妥当か… だが冥安殿が特別顧問をしていた  研究室はすでに潰されただろう 使える部下がどれだけ残っているのか…」 老人「異存ございませんな? では これより最終決定権はわしに  裏会の未来をかけ 本気で仕切らせてもらいますぞ」 (名前 十二人会 第四客 冥安) 心で思う正守『冥安は意外に強硬派というから 手段は選ばないだろう どう転ぶかはわからないが モタモタしているよりましか…』 「さっそくだが…」冥安が話しつづける 「わしも年だ 迅速に動ける補佐が欲しい 墨村君 今回の件の特務役を頼めるかな?」 ざわめく周囲「特務役!?」「これ以上奴に権限を与えるのか!?」 冥「他にどうしてもやりたいという方がおられるなら考えますが?」 沈黙する周囲 「まあ いいのではないか?」「特務役は結局使い走りのようなものだし…」 冥「どうかな墨村君 今よりずっと動きやすくなるぞ 危険を顧みず 真相に近づく… 結城ある若者の力を借りたいのだが?」 冥安の視線は決して好意的なものではないが それでもニヤリと正守は笑う 「私でよろしいんですね?」 次号に続く -- 摘要: 1.良守和醒來但還需要靜養的冰浦對談, 內容是關於保護他人和抉擇的問題. 2.閃和細波得知冰浦醒來,便不顧其傷勢和良守反對 想立刻進行家庭訪問. 3.總帥主僕談話,帶到現階段計畫將進行的的修正點. 4.裏會開會實況. 決定暫定領導者時,第(2?)客小孩模樣的鬼童院面有難色推辭. 第三客恰查某龍姬一言不合退會, 裏會由第四客坊主冥安暫時統理,並詢問正守擔任臨時專案經理的意願. 正守:Yes! -- 10/18整天沒空,歡迎想嘗試翻譯的熱血板友先cover翻譯官的工作 :) -- ※ 編輯: dobioptt 來自: 114.38.14.77 (10/18 02:06)

10/18 02:18, , 1F
現階段計畫的修正點...他到底想幹嘛...
10/18 02:18, 1F

10/18 11:24, , 2F
幹部總算一一浮上檯面了 期待新的對抗態勢
10/18 11:24, 2F

10/18 16:25, , 3F
先推再說
10/18 16:25, 3F

10/18 19:34, , 4F
推!!!
10/18 19:34, 4F

10/18 19:54, , 5F
10/18 19:54, 5F

10/18 20:21, , 6F
推推!!
10/18 20:21, 6F

10/19 22:18, , 7F
推 不過沒想到漫畫裡也看的到專案經理這個名子
10/19 22:18, 7F

10/19 22:36, , 8F
到現在還是搞不懂裏會和總帥在搞什麼..=.=
10/19 22:36, 8F

10/19 22:46, , 9F
推!!
10/19 22:46, 9F
文章代碼(AID): #1AsWQg_u (kekkai)
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