森川老師2008/12/09的interview
http://weekly.yahoo.co.jp/92/anime/index3.html
─ アニメ新シリーズの中で、特に期待しているストーリーやシーンはありますか?
森川先生 鷹村とブライアン・ホークとの試合ですね。僕はあの試合が好きで、ホーク
の声はどういう感じなのか、あの試合がどう描かれるのかなどを期待しています。
─ 先生の中にはホークの声のイメージはありますか?
森川先生 あまりないんです。アニメを見て初めて知った方が驚きがあっていいんです
よね。
─ 制作中のものをご覧になっているそうですが、今の段階でいかがですか?
森川先生 僕が見てきたのが序盤のアフレコで、まだ絵がほとんどない状態なんですが
、すごくカッコいいんです。それが宮田の東洋太平洋の試合なんですけど、家に帰ると
宮田が闘っているシーンの描きかけの原稿があるわけですよ。それがかぶって、あー、
僕もがんばんなきゃなって思いますね(笑)。
─ 原作とは違う、アニメならではの期待する部分はありますか?
森川先生 もう本当にすごいもんを作ってくれているので、僕は一視聴者としてただひ
たすら楽しもうかなと思っています。
─ ファンのみなさんには、どういったところを見て欲しいですか?
森川先生 いやぁ、原作は自分ですからね。「ここを見ろ!」とはなかなか言えないん
ですけど(笑)。たとえば、宮田がクロスカウンターを打つシーンがあって──こうス
コーンと入るんですけど(身振りを交えて)──相手の左にかぶせて右を打つっていう
シーンがあるんですけど、ちゃんと動いて打ちますから。漫画では細かい動きはとばし
て描かれているので、どう打ってるんだろう? っていうシーンもアニメだときっちり
動いてますからね。僕も見てて「あ、そうやって動いてるんだ」と(笑)。
─ (笑)
森川先生 それが面白いですよ。まえの第1シリーズのときもデンプシー・ロールがあ
ったんですよねぇ……あぁ、こう動いてるんだ、と。
─あれは複雑な動きですからね(笑)
森川先生 デンプシー・ロールは漫画で描いたときも、かなり体力削られるんですよね
。あの2ページを描くだけで、8時間から10時間くらいかかっちゃうんです。
─うわぁー、すごいですね!
森川先生 僕も大変だったんですが、アニメで見たらこれも大変だなと。それがパワー
アップしたものが新シリーズで見られると思ってくれてもけっこうなくらい、いい絵が
入っていましたね。その上、漫画では絶対表現できない音と声がありますから。そこも
すごいんですよ。
─アニメになると先生の想像を超える時がありますか?
森川先生 僕の中では一歩の声というのは、なかったですから。初めて喜安君(喜安浩
平さん)が声をあててくれたときは、「これだな!」って感じでしたね。鷹村の小山さ
ん(小山力也さん)や青木、木村もすごいぴったり。こっちが影響されちゃって、漫画
を描いてる時もあの人達の声が原稿から出てくるみたいな感じですよ。
─新シリーズは、一歩が日本チャンピオンになって次のステージへというような時期だ
と思いますが、森川先生が原作を描かれているときの気持ちはいかがでしたか?
森川先生 試合によっては、一歩がステップアップするための試合、という感じのもの
があって、それはこの次の試合のために描いておこうという試合なんです。ですが、例
えば一歩と千堂がやった試合みたいなのは、もうこれで連載終わってもいいから最終回
のつもりで描こうって、そこまで思って体力削って描いているんですよね。それが鷹村
とブライアン・ホークにも相当するんです。もう、これで倒れてもいいやぐらいの勢い
で描いて……そういう描き方をしたもんで、あの試合は鴨川ジム全員、総動員でやって
る試合なんですよ。そういう意味であのシーンには期待しています。あとは今回のシリ
ーズ、初めて板垣が出てくるんですけど、わりと僕、彼が好きで。あんまり読者に人気
ないんですけど(笑)、けっこういい味出してくれてるんで、今回、板垣君がどうなる
んだろう? みたいな。
─宮田の試合に関してはいかがですか?
森川先生 これはもう僕がいけないんですけど(笑)、それを描いた時はものすごく宮
田が強くなっちゃってると思うんです。後に宮田と一歩はやっぱり闘わせたいんで、こ
んなに強い宮田に勝つには一歩はどうしようと思うと、一歩にもっと強いやつと闘わせ
ないといけない。そうすると一歩がすごく強くなっちゃってるんです。そうすると今度
は宮田がもっと強くならなくちゃいけないと思って(笑)。こういう風に描いてるんで
、なんか二人の試合がどんどん厳しくなっていくんです。
─なかなか闘えないですね(笑)。最後にファンの方にアニメについてメッセージはあ
りますか?
森川先生 僕の読者は子供たちなんで、そんなにいっぱいおこづかいをもらってないと
思うんですね。その中から400円をさいて単行本を買ってくれるわけですよ。この読者
たちをがっかりさせちゃいけないと僕は思ったんで、前のシリーズのときアニメ化には
難色を示したんです。それでもやりたいと言ってくれた人たちがいて、すごいいい出来
のものを作ってくれたんです。新シリーズは、ほんのちょっと見ただけなんですけど、
前よりもすごかった。読者のみなさんには、今回の出来も裏切りませんよと言いたいで
すね。是非見てください。
(2008年12月9日 都内のスタジオにて)
--
在奇怪的時刻突然想寫blog
http://chordate.blogspot.com/
--
※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 122.116.38.248
推
01/29 19:29, , 1F
01/29 19:29, 1F
推
02/08 13:23, , 2F
02/08 13:23, 2F