[新聞] 宮崎あおい、中学生300人に「素敵な大人になって」とエール
http://eiga.com/buzz/20100714/15/
http://contents.oricon.co.jp/news/movie/78138/full/?from_al
直木賞作家・森絵都のベストセラー小説を、「河童のクゥと夏休み」で知られる原恵一
監督がアニメーション映画化した「カラフル」の完成披露試写会が7月14日、映画の舞
台となった東京・世田谷区にある中学校で行われた。声優を務めた宮崎あおい、南明奈
、麻生久美子、原監督らは、上映後の舞台挨拶に立った。
同作は、過ちを犯して死んだ“ぼく”が、天使にチャンスを与えられ、自殺して息を引
き取ったばかりの中学生・小林真の体に入り込んで再生。真として生きていくなかで、
本当に大切なものに気がついていくというストーリー。真役を「河童のクゥと夏休み」
でクゥ役を演じた冨澤風斗が担当した。宮崎、南は真の同級生を、麻生は真の母親をそ
れぞれ演じている。
映画を鑑賞した主人公と同世代の中学生300人は、キャスト陣の登壇を知らされておら
ず、突然の登場に大興奮。宮崎は、そんな中学生たちに「この作品を見て、皆さんの中
にはいろんな可能性、魅力があって、お父さんやお母さんに感謝したり、自分にできる
ことがたくさんあるということを感じてもらえれば。それを伸ばして素敵な大人になっ
て」とエール。また、もともと原作のファンで、「自分がお母さんになったら子どもに
読んでほしいと思っていた作品だった」とほほ笑んだ。
麻生も、熱狂する中学生たちの勢いに驚きながら「私が中学生だったときは、学校が面
白くなくて、時間が流れるのが遅く感じてつらかった。そのときの自分がこの作品に出
合えていたら、違う視点で毎日がキラキラ輝いて見えていたと思う」。そして、原監督
は「きょうはみんな明るいけれど、人と同じことができないといった悩みもいっぱい抱
えていると思う。でも、社会に出れば人と違うことが求められる。人と違う自分を見つ
けて、それでいいと思ってほしい。絶対にそれが役に立つ。自分だけがもっている“色
”を大事にしてほしい」と真摯(しんし)に語りかけた。
「カラフル」は8月21日から全国で公開。
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