[新聞] 「東京ドームは強行突破」…YOSHIKIに유…

看板X-Japan作者 (簡單的不甘心...)時間15年前 (2009/03/30 20:59), 編輯推噓0(000)
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「東京ドームは強行突破」…YOSHIKIにまとわり付く過酷な現実を紐解く http://www.barks.jp/news/?id=1000048215&ref=rss 「5月2、3日、東京ドームは強行突破だ」──YOSHIKI その言葉の真意はどこにあるのか、何が強行突破なのか…それを理解するには、多少な りともX JAPANの歴史を紐解く必要がある。 YOSHIKIというアーティストは幾重にも屈折する多面性を持つ。スティックを持たせる とドラマーになり、鍵盤を与えればピアニストに、譜面を与えればコンポーザーになる 。何も与えなければ自分に降りてくる曲をまとめる作曲者になる。そのときの環境や求 められているものに応じてジャンルもまたぐ。サウンドを素材にした音楽という料理で あれば、多国籍な調理をこなすスキルも持ちえている。映画音楽のプロデュースのオフ ァーが絶えないのも、音の一流コックであることを、監督が嗅ぎ取っているからに過ぎ ない。 しかし、それは今だからこそ言えること。 自分のアイデンティティをX JAPANに映し出し、予定調和をぶち壊しながら突き進んで きたYOSHIKIというミュージシャンは、単にロックバンドのリーダーであり、単にクレ イジーなプレイヤーだった。ありえないドラムを叩き、そこに狂おしいほど美しい旋律 を流す破滅的なロマンティストに過ぎなかった。 あまりにアンバランスな先鋭のプレイヤーだったが、類は友を呼ぶもの。5人集まって 奇跡的なバランスが保たれた。奇跡は伝説を生んだ。一触即発の危うさを背中越しに感 じながら、X JAPANは巨大なモンスターとなった。そこまでは皆さんご存知の通りだ。 1998年5月、X JAPANはHIDEを失った。この瞬間、X JAPANは死んだ。YOSHIKI、TOSHI、 HIDE、PATA、HEATHというギリギリの5角形のパワーバランスは、HIDEという重要なピー スを失った時点で、二度と再構成されなくなったのだ。そしてYOSHIKIというX JAPANの メンバーでありドラマーでありピアニストであるパフォーマーも、その時点でその役割 を全うし、終焉を迎えた。 「HIDEが死んで、僕は何をしていいかわからなかった。言ってみれば僕はあの時点でミ ュージシャンを引退したんだと思う。プロデューサーとしての生活が始まった」 X JAPANは事実上解散し、プレイヤーYOSHIKIはその役目を終え、コンポーザー/プロデ ューサーとしてのYOSHIKIが目覚めた。YOSHIKIのミュージシャン魂の叫び場所として、 音楽的/物理的/精神的制約を全て無くした100%自由な音楽制作ユニットを生み出し た。それがVIOLET UKだ。 しかし、X JAPANを求める声は後を絶たない。無いものねだりとはまさにこのことだが 、事実は小説より奇なり。X JAPANは奇跡の復活を遂げた。 HIDEを映像で再生しライヴで同期させるという革新的・技術的な進歩が復活を可能にし たといえばそれまでだが、ステージの上では、X JAPANは完全復活できることを、さす がのYOSHIKIも予想することは出来なかったに違いない。X JAPAN復活という人生最大の サプライズは、コンポーザー/プロデューサーとして身を固めつつあったロッカー YOSHIKIに火をつけた。“X JAPANのYOSHIKI”の復活である。 「まして、ステージであのドラムを叩くなんて、それ自体がサプライズ。」── YOSHIKI 誤解を恐れずに言えば、X JAPANの復活とは“X JAPANのYOSHIKI”の復活のことなのだ 。VIOLET UKのYOSHIKIではなく、一度終焉を迎えた“X JAPANのYOSHIKI”の再生は、ミ ュージックシーンにおいてもエポックな事件であり、その巨大なエネルギーは世を席巻 した。東京ドーム3dayを成功させ、そのエナジーはワールドツアーにまで波及していっ た。 しかし、ひとつだけ忘れてはいけない現実がある、X JAPANは大事なピースを失ったま まであるという過酷な現実だ。変幻自在/ショック&バイオレンス&パンキッシュな HIDEが及ぼす、バンド内エネルギーの交換や新陳代謝の刺激注入…X JAPANを走らせて いたHIDEからの劇薬サプリメントはもう存在しない。X JAPANはバランスを失ったまま だ。どれだけコンディションが整おうと、X JAPANは自然発生的に転がりだすような形 態にない。それが過酷な現実なのだ。 再生X JAPANバンドが蠢き始める。X JAPANが不死鳥がごとく羽ばたく…YOSHIKIはそれ を口にしないが、一度収束したバンドが再度羽ばたくには、痛みが伴う。バランスを欠 いた再生X JAPANのリハビリテーションが始まった。リハビリによって新組織が再生し 始めた証拠でもある痛み。強靭な筋肉が再生され、瞬発力が再現されていく。 VIOLET UKで育まれたプロデュース力を持って、プロデューサーYOSHIKIが、もうひとり の“X JAPANのYOSHIKI”を再生させ、ぽっかり空いたドデカイHIDEの穴に目を配りなが ら、TOSHI、PATA、HEATHをプロデュースさせている。人生最大のパフォーマンスと言い 切る香港公演の大成功を得て、X JAPANのエンジンは最大出力までたたき出すまで復活 を遂げているが、実は失った組織へのリハビリは終わってはいない。必要以上の負荷に よる別の痛みの発生も生じることも分かっている。しかもそこにHIDEはいない。X JAPANが背負った十字架は、一生癒えない傷として、しばらくはリハビリテーションと 共に歩むことになるのだ。 痛みは癒えていない。X JAPANの組織は悲鳴を上げている。しかしそれは、全てはX JAPANが破滅に向かって爆走するための避けては通れぬ通過点なのだ。 それをYOSHIKIは表現した。「5月2、3日、東京ドームは強行突破だ」…と。 -- ◢◢█◣ ◢██◣ ◢◢█◣ ● █◣ ◢██◣ ◢██◣ ◢██◣ ◢██◣ ████ █◤◢█ ████ ▅◣ ◢███ █◤◢█ ██ █▉██ ███ ████ █◢██ ████ ██ █◤◢█ █◢██ ███◤ █▉██ ███◥ ◥█◤◤ ◥█◤◤ ◥◤◤◤ █◤ ◥██◤ ◥█◤◤ ◥█ ◥██◤ ◥██◤ 通常都是一種簡單的不甘心...才讓故事繼續下去! http://namidafog.blogspot.com/ -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 122.122.117.61
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