[新聞] 成海璃子がコメディ映画初挑戦。。来春公開「罪とか罰とか」
女優の成海璃子(15)が主演映画「罪とか罰とか」でコメディーに初挑戦することが
29日、分かった。演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏(KERA、45)が監督、脚
本を担当し、一日警察署長を務めるアイドルがコンビニ強盗事件の解決に乗り出すスト
ーリー。先月クランクアップした成海は「撮影が終わるのが残念だと思うくらい楽しか
った」と語っている。来春公開。
成海が演じるのは、イマイチ売れていないアイドル。アイドル恒例の仕事「一日警察署
長」を務めるが、署員は本当の署長として扱い、事件の指示を仰ぎに来る。ある日コン
ビニ強盗事件が起こり、”成海署長”が事件現場に乗り込む奇想天外なストーリーだ。
KERA氏は笑いを織り交ぜる人間の本質を表現する作風で人気。映画監督としては今年1
月公開「グミ・チョコレート・パイン」に続き3本目。製作側は「監督は非常に演技に
厳しい人で、若い女優で思い当たるのは成海さんしかいなかった。監督も過去の作品を
見て快諾した。これまでの成海さんの作品はしっとりとした上品な作品が多かったが、
KERA的なコメディエンヌの側面を引き出したかった」と話した。
成海は昨年の日テレ系テレビ「演歌の女王」でコメディーに出演したが、主演作では初
めて。これまで天才ピアニストや冷酷な家庭教師を演じてきたが、今作では頭をど突か
れたり鼻血を出したりするイケてない女の子。
05年の日テレ系ドラマ「瑠璃の島」に12歳で主演した成海は、来年公開「山形スク
リーム」(竹中直人監督)で本格ホラーに初挑戦するなど新境地を切り開いている。成
海は「今回いろんなことが初めてでまだ整理がついていないけど、作品の雰囲気も今ま
でとはまったく違ってとても楽しかった。撮影の前にすごく時間をかけてリハーサルす
るとか、初めての体験だらけで新鮮でした」。
そんな成海を、KERA監督は「15歳とは思えないほどの演技力で、正直びっくりした。
これからもどんどん伸びるだろうし、未恐ろしい感じさえする」と話している。警察
署員で成海の元カレを永山絢斗(19)が演じる。
◆ ケラリーノ・サンドロヴィッチ 本名・小林一三(かずみ)。1963年1月3日
、東京生まれ。45歳。学生時代の愛称「ケラ」の名前で80年代からバンド活動を始
める。93年、演劇ウニット「ナイロン100℃」を旗揚げし99年「フローゼン・ビ
ーチ」で岸田國士戯曲賞。03年公開の映画「1980」で初監督務め、06年のテレ
ビ朝日系ドラマ「時効警察」では監督・脚本を務めた。
(2008年7月30日06時30分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080730-OHT1T00033.htm
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