真.201
戦相手となる黒人ボクサーを烈海王は観察する。
烈よりも15キロ以上重そうな体格でありながら、动きは速く、リーチも长そうだ。
そもそも烈は身长176cm 体重106kgでけっこう背が低い。
ロングレンジの打ちあいになれば烈海王は一方的に打たれてしまうかも。
超ド级の语源となった戦舰ドレッドノートが最强と恐れられたのは、射程距离と速
度が他の戦舰よりも上だったからだ。(戦争の世界史)
黒人ボクサーの左ジャブが烈に撃ちこまれる。
ガードしたものの烈は吹っ飞んだ。
まるで饿狼伝に登场したチャック・ルイスのような高射程ジャブだ。(饿狼伝15巻
131话)
烈には届かない距离。追いかけようとしても、相手は速い。
まさにドレッドノートと戦うような状况だ。
だが、烈海王は冷静だった。
とりあえずガードしていたのでダメージは无いらしい。
そして、今の攻防で敌の戦力を読み取っていた。
(速度(スピード)……………… よし)
(重量(おも)さ……………… よし)
(握り………………………… 悪(あ)しッッ)
ボクサーの拳はグローブで守られている。
だから空手・拳法とくらべて握りが甘い。
烈は一度撃たれた感触だけで、相手の状态を把握した。
拳を强く握りしめると、余计な力が入ってスピードが落ちる。
弛缓と紧张の振り幅が打力の要!ですよ。(バキ26巻 232话)
だから、ボクシングでは手首だけ固めて强く拳は握らない。(板垣先生トークショ
ー 菩萨拳への质问を参照)
守村大の漫画『あいしてる』で主人公がボクシングに挑戦したときも、ムチをつか
む练习をしていた。(つまり拳を固めない)
拳を固めないのがボクシング流なのだろう。
拳を固めてないのはワカった。
だが、远い间合いから一方的に打たれる展开は変わらない。
烈はこの逆境をどうハネのけるのか?
と、烈はノーガードで近づく。
まだボクサーの间合いではないのだろう。
だが、すぐに间合いに入る。
とうぜんジャブが飞んできた。
同时に烈も动く。
头突き!
ボクサーの拳を头で迎撃する。
『人骨最大の厚みと强度を有する头骨前部(额)』
『大小约27个もの骨片で形成される握り拳』
『局部锻錬を経ぬ拳の破壊はあまりにも必然だったが──────』
头突きでボクサーの拳を完全破壊だ。
ちょっ、拳! ボクサーの命!
烈さん、さすがにそれはヒドい。
アライJr.の场合は自分から喧哗売った结果 拳が砕けたので自业自得だけど、スパ
ーリングで砕くかよ。
まったく容赦しない。
さすが烈海王だ。
「水たまりを全身全霊こめて叱りつける黄河」という异名がピッタリだぜ。
普通なら、これで决着だ。
なにしろ拳砕けている。
だが、烈海王は止まらない。
左拳を突きだし、右拳を振りかざした构えで近づいていく。
容赦ねェな、オイ。まだ破壊(こわ)すつもりかよ。
本来なら烈の蛮行を止めるべきなのだが、予想外の展开だったせいか周囲は动けな
い。
烈は踌躇せずに近づいていく。
黒人ボクサーはガードを固めて守りの体势だ。
本来なら打つべき场所がない。
『标的(ねらい)は────』
『急所(ウィークポイント)ではなく』
『防御(ブロック)している上腕骨………』
ボクサーの上腕骨を折ったッ!
烈海王、スパーリングの意味を微尘も理解していない。
试合に向けて练习するためのスパーリングでしょ。
相手を彻底的に壊してどうする。
--
如果帥是一種罪,我豈不罪惡滔天。
如果迷人是一種錯,我已經一錯在錯。
如果聰明要受懲罰,我豈不千刀萬剮。
每天我都不斷刷新一項新的世界紀錄,那就是——我在世界上保持最帥的紀錄!長得帥不
是我的錯,你喜歡我就是你自己的問題了。
帥是天意,酷是人為。
--
※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 125.230.90.150
推
03/29 01:30, , 1F
03/29 01:30, 1F
→
03/29 01:30, , 2F
03/29 01:30, 2F
→
03/29 01:30, , 3F
03/29 01:30, 3F
→
03/29 01:31, , 4F
03/29 01:31, 4F
推
03/29 01:34, , 5F
03/29 01:34, 5F
→
03/29 02:07, , 6F
03/29 02:07, 6F
→
03/29 12:03, , 7F
03/29 12:03, 7F
推
03/29 12:21, , 8F
03/29 12:21, 8F
推
03/29 20:53, , 9F
03/29 20:53, 9F
推
03/29 20:54, , 10F
03/29 20:54, 10F
→
03/29 20:55, , 11F
03/29 20:55, 11F
→
03/29 20:56, , 12F
03/29 20:56, 12F
→
04/02 15:34, , 13F
04/02 15:34, 13F
→
04/02 15:35, , 14F
04/02 15:35, 14F
推
04/03 10:13, , 15F
04/03 10:13, 15F
→
04/03 11:23, , 16F
04/03 11:23, 16F
→
04/03 11:25, , 17F
04/03 11:25, 17F
推
04/03 14:35, , 18F
04/03 14:35, 18F
→
04/03 17:25, , 19F
04/03 17:25, 19F
→
04/03 22:18, , 20F
04/03 22:18, 20F
推
04/04 00:40, , 21F
04/04 00:40, 21F
推
04/05 13:02, , 22F
04/05 13:02, 22F
推
04/24 15:24, , 23F
04/24 15:24, 23F